正しい神社のお参りの仕方!神社での礼儀作法

おみくじについて

 

 

神社に行くとよくおみくじを引きます。「いいのが出るか」と気になりますよね。しかし、おみくじの縁起の良い順番というのは、実は明確な正解がありません。社寺によっておみくじの内容もいろいろで、順番の見解も異なっています。

 

例として、伊勢神宮を本宗として各地の神社を包括している神社本庁によれば、「大吉・吉・中吉・小吉・末吉・凶」という順番が多いとしています。「大吉・中吉・小吉・吉・末吉・凶」としているところもあり、やはり何が正解ということはないようですので、おみくじを引いた社寺で確認するのが良いでしょう。

 

吉凶の割合も社寺それぞれで、凶の本数を減らして吉を増やしている所も、逆にしているところもあるそうです。

 

吉凶の結果は確かに気になりますが、大事なことが細かい部分に書いてあるので、これを指針とすることが大切です。凶であっても細部の内容から対処法を学び、自分を見つめる材料にしましょう。凶であっても用心して誠実に事にあたることで必ず御加護があるといわれています。結果が不満でも引き直してはいけません。

 

ちなみに参拝前におみくじを引くのはNGです。きちんと参拝してからおみくじを引きましょう。引いたおみくじをどうするかについては、社寺によってそれぞれ見解があります。大別すると2つで、「おみくじには神からのメッセージが秘められているので、吉凶にかかわらず教訓を戒めるつもりで持ち歩き、後からお礼を込めて納める」、「自分にとって都合の悪いおみくじはその場で結びつけてご加護を願い、良いおみくじは持ち帰って、後日境内に結ぶ」となっています。

 

もともとはおみくじを教訓として持ち歩くものだったようです。凶であっても自分への戒めとして持って帰っても構いません。おみくじを捨ててはいけません。持って帰るにせよ、後から神や仏と縁を結ぶために境内に結んだり、納札所に納めましょう。